福岡県久留米市の久留米大病院で、男性が食道の摘出手術を受けた際、医師らが術後の適切な処置を怠ったため心停止が起きて死亡したとして、遺族が同病院や医師らに計約1億300万円の損害賠償を求め、福岡地裁に提訴したことが30日、遺族側の代理人弁護士への取材で分かった。提訴は22日。

 訴状によると、19年4月、県内の男性=当時(64)=は初期段階だった食道がんの治療のため同病院で食道の摘出手術を受けた。外科系集中治療室(SICU)に入ったが、心停止状態になり、同年5月8日に亡くなった。

 提訴を受け、同病院は取材に「病院としては一切お答えできない」とコメントした。