京都の筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の嘱託殺人事件で、逮捕された医師大久保愉一容疑者(42)=仙台市=が、患者女性の遺体から検出されたものと同じ成分の薬物を、事件の約1カ月前に購入していたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。京都府警は計画的に準備していた可能性があるとみて、事件で使われたものと同じかを慎重に調べている。

 捜査関係者によると、大久保容疑者は宮城県名取市でクリニックを運営。同県内で、ALS患者の林優里さんの体内から検出された鎮静作用のある薬物を購入していた。一般には市販されておらず、医師の立場を利用して購入したとみられる。