【ドバイ共同】イスラム教最大の聖地、サウジアラビアの西部メッカへの大巡礼(ハッジ)が29日始まった。例年200万人以上の信者が集う重要行事だが、今年は新型コロナウイルスの影響で1932年の建国以来初めて国外から巡礼者を受け入れず、異例の規模縮小となった。

 新型コロナの感染拡大により一時は中止も取り沙汰されたが、サウジは「聖地守護者」の立場から実施を決めた。巡礼者は国内に居住する持病のない65歳未満とし、事前に検査を受けた千人程度に限定。当局は聖モスク周辺を消毒して準備を進めてきた。

 サウジの感染者は29日までに27万人を超え、湾岸アラブ諸国で最多。