新型コロナウイルス感染拡大防止策として、政府が介護施設などに30日から配布するとしていた布マスク約8千万枚の配布時期延期を検討していることが29日、厚生労働省への取材で分かった。「アベノマスク」とやゆされた全世帯向け分と合わせ、関連費用は500億円超。品薄が解消する中での配布継続に批判が出ていた。

 同省は延期検討の理由を「野党ヒアリングでの反対や、介護などの業界団体への聞き取りで充足しているとの回答があったためだ」としている。

 政府は約247億円をかけて3~9月に介護施設などに計約1億5千万枚の配布を予定。このうち約8千万枚を重ねて配布するとしていた。