原子力規制委員会は29日の定例会合で、日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)の安全対策が新規制基準に適合しているとする「審査書」を決定した。工場は正式に審査に合格した。

 工場は、原発の使用済み燃料からプルトニウムを取り出し、燃料として繰り返し使う国策「核燃料サイクル」の中核施設。合格は本格稼働に向けた一歩となるが、プルトニウムを利用する高速増殖炉は原型炉もんじゅ(福井県)が廃炉となり開発が頓挫。一般の原発で使うプルサーマル発電も計画通り進んでいない。

 合格後も工事計画の審査などが続き、原燃が目指す2021年度上半期の工場完成は困難な情勢。