原発を持つ大手電力9社の送配電会社は28日、原発事故の賠償費の一部を送電網の利用料に上乗せして回収するため、電力小売会社に請求する負担額を経済産業省に申請した。大手だけでなく新規参入の電力会社(新電力)からも、東京電力福島第1原発事故以前に積み立てておくべきだった約2兆4千億円を、40年かけて回収する。

 東京電力ホールディングスの送配電会社など5社は、送電網の利用料を1キロワット時当たり0・03~0・18円値上げする。値上げ幅は上乗せの必要がなくなる、原発の使用済み核燃料の再処理費用を相殺して算出した。

 値上げは感染拡大を踏まえ、21年10月からとする。