2017年8月、交通違反に関する事務手続きのため自宅を訪れた警察官2人をナイフで襲い、重傷を負わせたとして殺人未遂などの罪に問われた金沢市の辻力也被告(40)の控訴審判決で、名古屋高裁金沢支部(高山光明裁判長)は28日、無罪とした一審金沢地裁の裁判員裁判判決を破棄、懲役3年、執行猶予5年を言い渡した。

 一審金沢地裁は19年3月の判決で、被告は犯行時は心神喪失状態だったと判断していた。

 高山裁判長は判決理由で、被告がナイフを隠し、口頭で退去を求めた点に着目。ナイフで襲うことの危険性などを認識していたとして「心神耗弱状態にとどまっていた」と認定した。