【クアラルンプール共同】マレーシアの政府系ファンド「1MDB」を巡る巨額資金流用事件で、首都クアラルンプールの高裁は28日、元首相のナジブ被告(67)が在任中に4200万リンギット(約10億円)を不正に受け取ったとして、背任罪や職権乱用罪などで禁錮12年の実刑判決を言い渡した。ナジブ被告は控訴する方針。

 ナジブ被告は、2014~15年に1MDBの元子会社から自身の銀行口座に振り込まれた資金について、サウジアラビアのアブドラ前国王からの献金だと思い込んでいたとして、無罪を主張していた。裁判官は「主張は非常に不自然」「信じ難い」と退けた。