難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者から依頼を受け、薬物を投与し殺害したとして、嘱託殺人の疑いで医師2人が逮捕された事件で、2人が女性宅を訪れた際に偽名を名乗っていたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。京都府警は、身元が発覚して捜査の手が及ばないよう計画的に準備していたとみて調べている。

 捜査関係者によると、いずれも医師の大久保愉一容疑者(42)と山本直樹容疑者(43)は、昨年11月30日の事件当日に京都市内で合流。ALS患者の林優里さん=当時(51)=の自宅マンションを訪れ、ヘルパーが提示した訪問記録に偽名を書き込んだ。