1998年に和歌山市園部の夏祭り会場でヒ素が混入したカレーを食べた4人が死亡、63人が急性ヒ素中毒になった毒物カレー事件は25日、発生から22年を迎えた。地元住民らでつくる「カレー事件被害者の会」の杉谷安生副会長(73)が、現在は空き地となっている現場に献花した。

 雨の降りしきる中、ユリなどの花束を供えた杉谷さんは「亡くなった方を思うと、胸が痛み、悲しみや怒りを感じる。どこでも起こり得る事件だ。事件を風化させないように今後も献花を続けていきたい」と語った。

 自治会が開いてきた慰霊祭は2009年に開催したのが最後。以降は有志で献花を続けてきた。