被爆したれんが倉庫の保存問題に揺れる広島市の「旧陸軍被服支廠」で原爆投下前に撮影された写真が、広島県福山市の民家に保管されていたことが23日、分かった。1930~43年ごろに撮影されたとみられる約20枚で、太平洋戦争が激化する前の日常を伝えている。

 写真はモノクロで、裏側に「昭和十(1935)年十一月十六日 被服敞創立五十周年記念」と書かれ、建物の前で軍服や背広を着た職員が並んで写っているものから、「昭和18(43)年10月31日 密針工修理教育修了ニ際シ」の記載がある少人数の写真までさまざま。陸軍の「検閲済」のスタンプが押されたものもある。