東京電力福島第1原発事故で一時、全町避難を強いられた福島県浪江町で23日、事故から10年を迎える来春に廃校となり、解体される町立小中学校の最後の校舎見学会が開かれた。県内外から卒業生が集まり、展示された写真や映像を見ながら、たくさんの思い出が詰まった学びやとの別れを惜しんだ。

 幾世橋小では1993年度卒業の4人が、写真や将来の自分に宛てた手紙などが入ったタイムカプセルを掘り出した。埼玉県から駆け付けた芸人の八橋真理子さん(38)は「既に実家も解体され、母校の解体は故郷を訪れる理由がまた一つ無くなってしまうようだ」と寂しそうに話した。