【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は22日、新型コロナウイルス感染拡大で史上初めて延期された東京五輪の開幕まで1年となる23日に向けてメッセージを発表し、状況に応じた対応策を講じながら来夏の開催を目指す考えを示した。

 ―五輪開幕まで1年。

 「あと1年という節目は、スポーツだけでなく国際社会にとっても非常に重要だ。(五輪は)スポーツが国際舞台に返り咲く素晴らしい祝祭となる。希望や立ち直る力、連帯を示す真の祝祭とするために準備している」

 ―大会への期待は。

 「2021年の五輪は、不確実性の時代に生きる全人類にとってトンネルの先にある光となれるし、そうすべきだ。非常に困難な期間の終わりに、五輪は希望や楽観主義、多様性の中での結束の象徴となる」

 ―選手に向けては。

 「まずは、非常に困難な時期に多くの選手が意志の強さや屈しない力を発揮していることを心から祝福したい。IOCは選手にフォーカスし、支援策を延長した。われわれは選手の味方だ。組織委員会のおかげで同じ会場と日程が保証され、選手村での生活を楽しみにできる」

 ―コロナ対策は。

 「非常に困難な作業だ。複数のシナリオを用意し、何が起こりうるのか、全てを考慮しなければいけない。全ての参加者の健康を守ることが最優先。五輪の精神を確保しつつ、その時点での危機の状況に適応するように準備したい」