民間の非営利シンクタンク「言論NPO」と工藤泰志理事長が、横領疑惑を報じた週刊文春の記事で名誉を傷つけられたとして、発行元の文芸春秋に計約7700万円の損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は22日、「記事は真実と認められる」として、工藤氏の請求を一部認めた一審東京地裁判決を取り消し、請求を棄却した。言論NPO側の逆転敗訴。

 判決によると17年7月27日発行の週刊文春は「言論NPO理事長に7千万円“横領”疑惑」と題した記事を掲載。

 高裁の深見裁判長は、言論NPOが工藤氏の個人事務所に業務委託料として多額の金銭を支払っているのは真実だと指摘した。