【カイロ共同】ナイル川の上流に巨大ダムを建設したアフリカ東部エチオピアの首相府は21日、今年分のダムの貯水が終了したとの声明を発表した。雨量の増加で自然に水がたまったとしている。下流に位置するエジプトは、水源を奪われる形になるため貯水に反対しており、両国の対立は国連を巻き込んで紛糾が続いている。

 ダムはアフリカ最大級の「大エチオピア・ルネサンスダム」。エジプトは21日、貯水手法の合意に向け「交渉を続ける」との声明を出した。

 エチオピアはダム建設を自国の電力確保が目的としているが、エジプトは農業や工業用水の獲得に支障が出るとして反対している。