東京大の解剖学者らが北海道浦幌町のアイヌ民族の墓地から持ち去った6体の遺骨を巡り、返還を求めて提訴していた地元のアイヌ団体と東京大が8月7日にも和解する見通しになったことが21日、関係者への取材で分かった。東京大側が遺骨6体と副葬品を返還し、団体側が慰霊行為を妨げられたとして求めていた50万円の賠償請求を放棄する内容という。

 8月下旬までに浦幌町のアイヌ団体「ラポロアイヌネイション」(旧・浦幌アイヌ協会)に返還される。同団体が先祖の遺骨の返還を求めて北海道大、札幌医科大、東京大を提訴していた一連の訴訟は、遺骨計102体を取り戻して終結することになる。