警察庁は21日、高齢者の犯罪や事故について特集した20年版の警察白書を公表した。刑法犯は被害者、摘発人数ともに65歳以上の占める割合が増加。交通事故は死者の半数超が65歳以上で「高齢社会に対応した警察活動」を重点化する考えを示した。

 白書によると、高齢者が被害者となる割合は09年から毎年上昇し、19年は12・3%。特殊詐欺被害では83・7%を占めた。

 19年中に交通事故で死亡した高齢者は1782人で全体の55・4%に上り、歩行中の死者のうち高齢者は約7割を占めた。

 刑法犯の摘発人数に占める高齢者の割合は、89年の2・1%から19年は22・0%に上昇した。