総務省が21日発表した6月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)は、前年同月比で横ばいの101・6となった。物価は前月まで2カ月連続で下落していたが、3カ月ぶりに下げ止まった。

 新型コロナウイルス感染症の影響で停滞していた世界経済が再開に向かい、原油価格が持ち直していることを反映し、ガソリンなどの下落率が縮小したことが影響した。

 政府の緊急事態宣言が5月下旬に全面解除され、飲食や旅行業界に客足は戻りつつあるが、感染再拡大の懸念は残り、経済活動の正常化は遠い。総務省の担当者は「新型コロナが物価にどう影響するか見えないので引き続き注視したい」と話している。