ホテルの客室に作品を展示し、宿泊料の一部を画家に還元するプロジェクトが20日、瀬戸内海に浮かぶ粟島(香川県三豊市)で始まった。都会に比べて地方の芸術家は自活が難しいとされる。表現の機会を増やし、若手画家の収入を安定化させる狙いがある。

 粟島港から徒歩5分の「ル・ポール粟島」。ツインルームの白い壁に、青を基調にした直径15~25cmの円形の絵が21枚並んだ。制作した広島市立大大学院2年の美術作家土井紀子さん(23)は「海と舷窓をイメージした」と話す。

 展示は来年7月まで。他の部屋より室料は高めに設定され、客が1泊するたびに500円が画家に還元される仕組み。