【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は17日の総会で、スポーツの政治利用に警鐘を鳴らし「五輪のボイコットは真の危険だ。不参加となる国の選手を罰するだけで、人々から五輪チームの成功や誇り、喜びを共有する機会を奪う」と訴えた。今年は1980年モスクワ五輪のボイコット事件から40年となる。

 フェンシング西独代表として76年モントリオール五輪で団体金を獲得したバッハ氏は、同国のボイコットで2連覇に挑めなかった。近年でも「利己主義に扇動されている国がある」と指摘したが、香港などでの抑圧が問題視される中国を念頭に置いた発言とは認めなかった。