川崎市で12日に行われた街頭宣伝を巡り、福田紀彦市長は17日の定例記者会見で、ヘイトスピーチに罰則を科す全国初となる条例に「抵触する発言はなかった」との認識を示した。今月1日に条例が全面施行されてから、大規模な街宣が行われた初のケースだった。

 JR川崎駅前で、政治団体の関係者らが演説。複数の市職員が条例違反の内容がないか立ち会って確認した。福田市長は「禁止規定にあてはまる発言はなかった」と指摘し、今後も条例に沿った運用を徹底すると述べた。

 条例は、日本以外の特定の国や地域の出身者を対象に、公共の場での拡声器やビラを使った差別的な言動を禁止している。