日本医師会(日医)の中川俊男会長は15日の記者会見で、手術後の女性患者に対する準強制わいせつ罪に問われた男性医師を有罪とした13日の東京高裁の控訴審判決について「極めて遺憾だ」と批判した。理由として、判決が麻酔で幻覚が見える状態の「せん妄」について国際的な基準に即して判断していない上、DNA鑑定もずさんな手法だったなどと指摘した。

 一審の東京地裁判決は、麻酔による幻覚の可能性があり、女性患者の証言には疑問があるなどとして無罪を言い渡したが、東京高裁はこれを破棄し懲役2年とした。