【パリ、イスタンブール共同】国連教育科学文化機関(ユネスコ)のアズレ事務局長は10日、トルコのエルドアン大統領がイスタンブールの世界遺産の旧大聖堂アヤソフィアを、再びイスラム教のモスクとする大統領令に署名したことに関し「事前協議のない決定で非常に遺憾だ」とする声明を発表した。ユネスコは次回の世界遺産委員会で保護状態を審査するとしている。

 発表によると、アズレ氏は10日、トルコの大使に深刻な懸念を伝えた。ユネスコは、トルコの決定がアヤソフィアの「普遍的な価値」に害を及ぼす可能性を指摘し、これを回避するため、トルコ当局に対し、直ちに協議するよう求めた。