【ソウル、北京共同】韓国統一省当局者は9日、北朝鮮が韓国との全ての通信回線で通話に応じていないと明らかにした。北朝鮮は脱北者によるビラ散布に反発し同日午前、南北間連絡の完全遮断を表明していた。南北関係改善を最優先課題に掲げてきた韓国の文在寅政権にとって痛手だ。

 通信遮断は過去にもあり、北朝鮮の常とう手段といえる。ただ北朝鮮は緊張緩和に向けた2018年の南北軍事合意の破棄など追加措置も示唆しており、強硬姿勢をエスカレートさせる可能性がある。文政権は北朝鮮の意図を見極めながら、対話再開を模索する。