栃木県小山市は8日、市内の渡良瀬遊水地で、国の天然記念物コウノトリの卵がふ化し、少なくとも2羽のひなの姿を確認したと発表した。順調に育てば、7月下旬にも巣立つ見通し。

 親鳥は千葉県野田市生まれの4歳の雄「ひかる」と徳島県鳴門市生まれの2歳の雌「歌」で、3月に歌が飛来してつがいになった。4月27日以降に交代で巣にしゃがみ込み、抱卵する様子が確認されていた。5月30日には、親鳥がひなに食べさせるために餌を吐き出すような行動が観察され、今月7日までに兵庫県立コウノトリの郷公園などの協力も得て、ひな2羽の姿を確認した。