安倍晋三首相は8日の衆院本会議で、新型コロナウイルス対策の専門家会議に関し「速記録も適切に保存し、保存期間満了後は国立公文書館に移管の上、原則公表扱いになる」と述べた。政府は要点をまとめた議事概要に発言者名を明記するものの、詳細な議事録の作成は見送る。首相は速記録の公表時期に触れなかった。当面の検証には役立たないとみられ、野党は「民主主義国家としてあり得ない」(立憲民主党の逢坂誠二政調会長)と反発した。

 首相は本会議で、5月29日の専門家会議で議事概要への意見があったと紹介。専門家の意向を確認した結果、発言者名の明記に了解が得られたと説明した。