福井県越前市は27日、市内で4月にふ化した国の特別天然記念物、コウノトリのひな4羽のうち、雌1羽が巣立ったと発表した。21日には2羽が巣立っており、残りの1羽も近く巣立つ見通しだという。

 市によると、27日午前10時15分ごろ、巣の観察に訪れていた同市農政課の職員が市内の野外にある巣から雌1羽が飛び立つ姿を確認した。

 ひなの親鳥は同市生まれの雄と兵庫県豊岡市生まれの雌。今年4月中旬、営巣用の塔に作った巣で雄と雌それぞれ2羽がふ化した。

 市担当者は「残り1羽も近く飛び立つので、それまで温かく見守ってほしい」と話している。