【ハノイ共同】東南アジア諸国連合(ASEAN)は27日、オンライン形式で26日開かれた首脳会議の議長声明を発表した。中国による軍事拠点化で緊張が続く南シナ海情勢への「懸念」を改めて盛り込み、新型コロナウイルス流行の影響で停滞した経済の再始動に向け連携強化を確認した。

 南シナ海では、各国が感染対応に苦心する中で中国が実効支配を加速、海警局の艦船がASEAN議長国ベトナムの漁船を沈没させるなどの動きが出ている。声明は「最近の展開や深刻な事案などに懸念が表明された」と言及。「複数の懸念に留意する」とした昨年11月の首脳会議の議長声明よりやや強めた。