参院選広島選挙区を巡る買収事件で、前法相の衆院議員河井克行容疑者(57)と妻の参院議員案里容疑者(46)の逮捕容疑の全容が25日、関係者への取材で分かった。県議や首長など地元政治家40人超に計約1800万円を提供。後援会関係者や支援者ら50人近くと、陣営スタッフ約5人に対し、それぞれ計400万円前後を配布していた。

 一部は案里参院議員の選挙事務所や役所内で渡していた。相手の自宅のほか駐車場、ホテルのトイレ内でも配布したケースがあり、東京、広島両地検は河井夫妻が場所を選ばず、広範囲に買収行為を繰り返していた疑いがあるとみて捜査している。