厚生労働省は24日、仕事中に吸い込んだアスベスト(石綿)を原因とする肺がんや中皮腫などにかかり、2019年度中に労災認定されたのは1090件で、前年度に比べ93件増えたと発表した。申請は1206件で37件増えた。

 認定の内訳は、肺を覆う胸膜などの表面に腫瘍ができる「中皮腫」が640件と最も多く、肺がんが373件。胸膜が癒着する「びまん性胸膜肥厚」が50件、石綿が原因で胸部に水がたまる「良性石綿胸水」が27件だった。

 都道府県別で最多は東京の153件。北海道97件、大阪90件と続いた。業種別では建設業が6割近く、製造業が3割強を占めた。