集団予防接種によるB型肝炎患者の救済を巡り、20年以上前の最初の発症ではなく、再発時などを基準に損害賠償が求められるかどうかが争われた訴訟の判決で、福岡地裁(足立正佳裁判長)は23日、最初の発症時とする国基準を支持し、原告の慢性肝炎患者7人の請求を棄却した。

 この争点では2017年12月、別の原告による訴訟の福岡地裁判決で、再発時を基準とする初判断が示されたが、福岡高裁が19年4月に取り消した。広島地裁も今年6月、患者側敗訴とした。

 足立裁判長は「再発は最初の発症とつながっており、医学的見地から、質的に異なる損害とは言えない」と判断した。