2010年4月の牛や豚の伝染病「口蹄疫」発生から10年を迎えた宮崎市は23日、感染拡大防止策として殺処分した家畜のための慰霊式を開いた。

 慰霊式は市内の家畜埋却地で行われ、宮崎県や市、農協の関係者らが参列し、献花した。飼っていた約150頭を全頭殺処分した十河啓二さん(61)は「日本一の品質の牛をつくり出すことが、牛の弔いになると思う」と話した。

 県によると、県内11市町の牛6万4954頭、豚22万7949頭など計29万7808頭を殺処分した。県は同年8月27日に終息を宣言。祭事やイベントなども中止となり、経済損失は約2350億円に及んだ。