昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、参院議員河井案里容疑者(46)が自民党の新人候補として公認された後、夫で前法相の衆院議員克行容疑者(57)が、競合候補で自民現職だった溝手顕正・元国家公安委員長の強固な地盤とされる地域の県議2人に現金を提供していたことが22日、分かった。2人が証言した。

 自民党は改選2議席の広島選挙区で、1998年を最後に複数候補の擁立を見送ってきた。だが党本部が主導し、昨年3月に案里議員を追加公認したため党広島県連は激しく反発。東京地検特捜部は、夫妻が溝手氏の票を切り崩すために買収行為をした疑いがあるとみて調べている。