日本鉄鋼連盟は22日、5月の粗鋼生産量が前年同月比31・8%減の591万6千トンとなり、3カ月連続で減少したと発表した。新型コロナウイルス感染症の影響で自動車各社が国内工場を停止したことに加え、建設や輸出向けでも需要が減少した。下落率はリーマン・ショック後の2009年6月(33・6%減)以来の大きさだった。

 鉄鋼連盟の担当者は「感染第2波も考えられるため、いまが不況の底なのか見通しがつかない」と指摘した。最大手の日本製鉄やJFEスチールは、それぞれ一部の高炉の一時休止を決定しており、国内鉄鋼各社の厳しい経営環境は今後も続きそうだ。