国連開発計画(UNDP)は22日までに、新型コロナウイルス大流行の影響で、豊かさを示す「人間開発指数」が世界全体で今年、1990年の統計開始以来初めて低下するとの推計をまとめた。所得減少や教育水準の悪化などで、開発途上国がより深刻な状況に陥ると予測し「過去最大の後退」になりかねないと警告。格差縮小のため遠隔医療・教育の普及に努めるよう国際社会に求めている。

 UNDPのコンセイソン人間開発報告書室長は共同通信の取材に、低中所得国のネット環境の整備、遠隔教育などを推進すれば、豊かさ指数の低下幅を推計より抑えることが可能だとの見方を示した。