昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、東京、広島の両地検が前法相の衆院議員河井克行容疑者と妻の参院議員案里容疑者のスマートフォンを押収し、衛星利用測位システム(GPS)機能による位置情報を解析して、現金配布先と日時の特定を進めていたことが21日、関係者への取材で分かった。

 関係者によると、検察は今年1月、夫妻の自宅の家宅捜索で、現金配布先を記した複数のリストを押収。名前のあった県議らにスマホの任意提出を求め、今年3月には夫妻のスマホも押収した。

 検察は、リストの情報と克行前法相らのスマホの位置情報を突き合わせ、現金配布の日時や場所などを特定した。