昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、前法相の衆院議員河井克行容疑者(57)と妻の参院議員案里容疑者(46)がそれぞれ支部長を務めていた自民党の政党支部が、選挙前に党本部から入金された計1億5千万円について、使途を記載しないまま法定の報告書を広島県選挙管理委員会などに対し、5月までに提出していたことが20日、関係者への取材で分かった。夫妻側は「家宅捜索で領収書を押収されたことが理由」と説明しているという。

 1億5千万円を巡っては、夫妻が地元議員や首長らに配布した現金の原資となったかどうかが注目されている。