北海道網走市の能取湖で今月上旬、北極圏に生息し、日本では珍しいシロイルカが死んでいるのが見つかった。5年前の初確認以来、地元では「コリン」と名付け、慈しむ一方で過度な接触に気を付けて見守ってきたが、船のスクリューに誤衝突したとみられる。関係者は「人間への警戒を薄め、船に安易に近づくようにしてしまった」と後悔を漏らす。

 「家族のような存在。残念で仕方ない」。能取湖でホタテ稚貝を養殖する漁師の石垣洋一さん(58)は肩を落とす。2015年秋、船で作業中にシロイルカ1頭が寄ってきた。その後も石垣さんの前に頻繁に現れ、数カ月後には手をくわえるなど、なつき始めた。