政府は16日、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」に関する展示に関し「国際約束を誠実に履行した結果だ」(外務省幹部)との説明に乗り出した。展示には、長崎市の端島(通称・軍艦島)の元住民証言が含まれる。軍艦島での朝鮮半島出身者への差別的対応はなかったとする証言内容についても適切だとして理解を求める。

 軍艦島などの産業革命遺産を巡っては、日本が2015年の世界文化遺産登録時に「犠牲者を記憶にとどめるために適切な対応を取る」(外務省)と約束し、登録に反対していた韓国から歩み寄りを引き出した経緯がある。