日本鉄鋼連盟の新会長に就任した橋本英二氏(日本製鉄社長)は16日、記者会見を開き、2020年度の粗鋼生産量について「8千万トンを切る状況になっている」と指摘した。これまでは年1億トン前後で推移してきた。新型コロナウイルス感染拡大で2割程度落ち込むという。

 鉄鋼各社の収益悪化は鮮明だが「さらなる(鉄鋼メーカー同士の)再編で答えが出るとは思えない」と述べ、まずは各社が構造改革など経営努力を進めることが先決と強調した。

 国内では少子高齢化で製造業向けの需要が長期的に減る上、新型コロナが家計を直撃して自動車の購入を控える動きが出ていると説明した。