【ソウル、北京共同】北朝鮮は16日、南西部・開城にある南北共同連絡事務所を爆破した。韓国統一省が確認し、北朝鮮の国営メディアも、連絡事務所を「完全に破壊する措置」を同日午後2時50分(日本時間同)に取ったと報じた。北朝鮮は13日、金正恩朝鮮労働党委員長の妹、金与正党第1副部長の談話で、韓国の脱北者団体による北朝鮮体制批判ビラ散布への報復として同事務所の破壊を予告していた。

 北朝鮮は11月の米大統領選後をにらみ、核・ミサイル戦力の増強を継続している。当面は米国に対する極端な軍事挑発は控える一方、韓国との緊張を高めて国内の引き締めを図る構えとみられる。