京都市右京区の妙心寺塔頭の東林院で、平家物語ではかなさの象徴とされた「沙羅双樹の花」が見頃を迎え、15日に恒例の「愛でる会」が始まった。

 沙羅双樹として知られるナツツバキの白い花は、朝に咲いて夜には落ちてしまうため、平家物語で「盛者必衰の理をあらわす」とされた。

 この日は冒頭、参拝者らが般若心経を唱えて新型コロナウイルスの終息を祈願。西川玄房住職(81)は「1日を精いっぱい咲いている花を見て、生きることについて考える機会にしてほしい」と話した。

 30日まで。有料で抹茶や特製菓子が付く。問い合わせは東林院、電話075(463)1334。