和歌山県那智勝浦町の世界遺産、熊野那智大社で14日、自然の恵みに感謝し、梅雨の時期の無病息災を祈る毎年恒例の神事「紫陽花祭」が開かれた。新型コロナウイルスの終息も祈願。みこ2人が冠にアジサイの花をあしらい、小枝を手に神前で舞を奉納した。

 熊野那智大社では1960年ごろからアジサイの栽培を始め、参道や境内にはガクアジサイやヤマアジサイなど約2千株が植えられている。大社の敷地内にある「紫陽花園」を今月末まで一般公開している。

 男成洋三宮司は「アジサイを見て少しでも気持ちが安らいだらと思う。終息の見通しは立たないが、力を合わせ難局を乗り越えたい」と話した。