滋賀医大の研究チームは13日までに、家族性アルツハイマー病に特徴的な遺伝子変異があるカニクイザルを誕生させ、原因タンパク質が過剰にできていることを確認したと発表した。今後、実際に認知症のような症状が出るかどうか確認する。

 現在、研究で使われるマウスやラットは脳で起きる変化が人間とは異なる部分があり、依馬正次教授は「より人に近い動物で病態を再現できれば、治療薬の開発につながる」と期待を語った。ただ、サルはライフサイクルが長く、実験に時間がかかる難点がある。

 成果は米国のアルツハイマー病専門誌電子版に掲載された。