白亜紀後期の約8千万~7千万年前に生息していたウミガメの甲羅に二枚貝が穴を開けて暮らしていたことを示す化石を確認したと、分析した早稲田大と金沢大の研究チームが13日までに明らかにした。共生の様子を示す貴重な資料で、佐藤圭・早大助教(進化古生物学)は「貝は甲羅に乗って生息域を広げたかもしれないが、ウミガメに利点はなかったのではないか」と話している。

 化石は2001年、北海道中川町で発見された。絶滅の危機にある地上最大のカメ「オサガメ」の祖先で、甲羅に深さ2センチ弱の穴が約40カ所開いていた。穴の中には二枚貝の殻も残っていた。