3月29日から運用が始まった羽田空港の新飛行ルートを巡り、東京都内や川崎市の住民らが12日、新ルートの運用開始を決めた国の処分を取り消すよう求める行政訴訟を東京地裁に起こした。新ルートに含まれる川崎市のコンビナート付近を通過し、離陸する経路は特に危険性が高いと指摘。国の騒音や落下物対策は実効性に乏しく、事故があれば大惨事になるとしている。

 原告は豊島区、品川区、渋谷区、川崎市などの住民29人。かつてコンビナートで働いていたという原告男性は記者会見で「仮に事故が起きた場合の恐ろしさを肌で感じている」と訴えた。