第一三共は12日、新型コロナウイルス感染症のRNAワクチンを開発することを決定したと発表した。動物を使った試験で効果が得られたとして、来年3月ごろの臨床試験(治験)開始を目指す。

 メッセンジャーRNAと呼ばれる人工遺伝子を用い、抗体を作り出すもとになるタンパク質を体内に送り込む。第一三共は治験で抗体が作られるのを確認できれば、厚生労働省などと協議しながら早期の供給を実現したいとしている。

 第一三共は今年4月、ワクチンや治療薬の研究開発を、社内で一体的に推進する特別チームを結成した。日本医療研究開発機構が支援するコロナ対策の研究にも参加、開発を進めてきた。