4月に新型コロナウイルス感染が判明した60代の男性受刑者が今月、収容先の東京拘置所(東京都葛飾区)で、共同通信記者の取材に応じ「入所後に症状が急激に悪化し、5日間くらい記憶がない」と体験を語り、治療に当たった医師や刑務官への感謝の言葉を口にした。

 男性は、刑務所や拘置所といった全国の刑事施設収容者のうち12日時点で確認されている唯一の感染者。

 東京拘置所には4月上旬に収容された。「年齢の割に体力があるので、大丈夫と高をくくっていた」が、食べ物がのどを通らなくなり、容体は次第に悪化。入所から数日後にPCR検査で陽性と判定された。この前後の記憶はないという。