江戸時代に幕府が治安維持のために設けた京都所司代の跡地(京都市上京区)で、建物の一部や池跡が発見され、古代文化調査会(神戸市)が10日、発表した。

 京都所司代は江戸幕府の職名で、二条城の北側に上屋敷と中屋敷、下屋敷を有していた。古代文化調査会によると、政庁は約2万9千平方メートルの上屋敷に置かれており、開発に伴って跡地の一部を発掘。

 中門や、馬をつないでおく建物の跡が見つかったほか、池の遺構も発掘された。池底の地中からは水を流す木樋が見つかったが、用途は分かっていないという。

 発見された建物の一部は、江戸時代に大工が描いた絵図と場所が合致するという。