【カイロ共同】人口約1億人のエジプトで、イスラム教のラマダン(断食月)に伴い新型コロナウイルスの感染が拡大している。日没後に親族や友人と断食明けの食事を楽しむラマダンの慣習が、市民間の濃密な接触の“元凶”。経済を優先する当局は「コロナと共に生きる」と主張して感染防止策を徹底せず、一定の被害拡大は仕方ないと割り切っているようだ。

 感染者数は連日のように上昇し、公表感染者は6日までに7200人超。当局は夜間外出禁止の時間帯を短縮して経済活動再開を進める。約3千万人の貧困層を抱えるエジプトは財政基盤が弱く、巨額の給付金で国民を支えることは困難だ。